LINEヤフー広告ディスプレイのターゲティングの全体像
LINEヤフー広告ディスプレイ広告(運用型)は、Yahoo!ディスプレイ広告のターゲティング・活用法で紹介した通り、幅広いターゲティング機能が特徴の媒体です。ただし、ターゲティングの種類はこの数年で何度か再編されており、古い情報のまま「オーディエンスカテゴリー」「サーチキーワードターゲティング」を単独の機能として紹介している記事も見かけます。この記事では、現在のターゲティングの分類と、実務での使い分けを整理します。
LINEヤフー広告ディスプレイのターゲティングは、大きく「誰に配信するか」を決めるターゲティングと、「どこに配信するか」を決めるターゲティングの2つに分けて考えると整理しやすくなります。
「誰に配信するか」のターゲティング
ユーザーの属性・興味関心をもとに配信対象を絞り込むターゲティングです。
- デバイスターゲティング:スマートフォン・タブレット・PCなど、端末の種類を指定する
- 性別ターゲティング:男性・女性・不明の中から配信対象を指定する
- 年齢ターゲティング:5歳刻みで年齢層を指定する
- 地域ターゲティング:配信対象とする地域を指定する
- 曜日・時間帯ターゲティング:特定の曜日・時間帯にのみ配信する
- オーディエンスリストターゲティング:後述する「高度なセグメント」を含む、もっとも柔軟なターゲティング機能
これらは運用型・予約型どちらのディスプレイ広告でも利用できる基本的なターゲティングです。
「どこに配信するか」のターゲティング
ユーザー属性ではなく、配信する面・コンテンツの内容で絞り込むターゲティングです。こちらは運用型ディスプレイ広告でのみ利用できます。
- プレイスメントターゲティング:特定のウェブサイト・アプリを指定、または除外して配信する
- コンテンツキーワードターゲティング:指定したキーワードに関連する記事・ページに配信する
新規のユーザー層にリーチしたい場合、自社の商材と親和性の高いサイト・コンテンツを狙ってプレイスメントやコンテンツキーワードで絞り込む、という使い方が基本です。
オーディエンスリスト(高度なセグメント)の使い方
以前は「オーディエンスカテゴリー」(興味関心のカテゴリで配信対象を指定する機能)や「サーチキーワードターゲティング」(過去の検索キーワードをもとに配信対象を指定する機能)が、それぞれ独立したターゲティング機能として提供されていました。現在はこれらが整理され、「オーディエンスリストターゲティング」の中の「高度なセグメント」という機能に統合されています。
「高度なセグメント」では、商品・サービスに関連する任意のキーワードをフリーワードで登録すると、そのキーワードに関連性の強い検索・行動をしたユーザーへ配信対象を自動的に拡張してくれます。以前のサーチキーワードターゲティングのように決められたキーワード一覧から選ぶのではなく、フリーワード入力によって、より柔軟にターゲティングを設計できるようになっています。
まだ自社サイトに来訪したことのない新規層へのアプローチとして、「見込み客が普段の生活でどんな言葉を検索していそうか」を具体的に想像しながらキーワードを登録していくのがコツです。
使い分けの考え方
目的別に、優先して使うターゲティングの組み合わせを整理すると以下のようになります。
- 新規層の認知拡大:性別・年齢・地域といった基本属性に加えて、プレイスメントやコンテンツキーワードで、自社商材と親和性の高い配信面を狙う
- 新規層の獲得(見込み客の掘り起こし):オーディエンスリストの「高度なセグメント」で、商材に関連するキーワードから見込みの高いユーザーを拡張して配信する
- リターゲティング:サイト来訪者やコンバージョン済みユーザーなど、自社で作成したオーディエンスリストを使って配信する。LINEヤフー広告ディスプレイとMeta広告の違いでも触れた通り、リターゲティングはどちらの媒体でも成果が出やすい配信方法です
複数のターゲティングを掛け合わせすぎると配信対象が狭くなりすぎることがあるため、まずは基本属性+1つのターゲティングから始め、配信結果を見ながら絞り込みを調整していくのがおすすめです。
まとめ
LINEヤフー広告ディスプレイのターゲティングは、「誰に配信するか」(デバイス・性別・年齢・地域・曜日時間帯・オーディエンスリスト)と「どこに配信するか」(プレイスメント・コンテンツキーワード)の2軸で整理すると理解しやすくなります。以前独立していた「オーディエンスカテゴリー」「サーチキーワードターゲティング」は、現在は「オーディエンスリスト」の「高度なセグメント」に統合されている点にも注意しましょう。目的(認知拡大・新規獲得・リターゲティング)に応じて組み合わせを変えながら運用することが成果につながります。
自社のLINEヤフー広告ディスプレイのターゲティング設定が最適か確認したい方は、無料の広告アカウント診断もあわせてご利用いただけます。

