デマンドジェネレーションキャンペーンとは
デマンドジェネレーションキャンペーンとは、YouTube・Discover・Gmail・マップといったGoogleのエンゲージメントの高い配信面で、ビジュアル訴求力の高い広告を配信できるキャンペーンタイプです。2023年10月に、以前のファインドキャンペーンをアップグレードする形でリリースされました。AIによってターゲティングや広告フォーマットが最適化される自動化メニューで、認知からコンバージョンまでを一気通貫で後押しすることを目的としています。
デマンドジェネレーションキャンペーンの配信面
主な配信面は次の通りです。
- YouTube:インストリーム(動画の前後・途中)、インフィード(次のおすすめ、ホームフィードなど)、ショート、YouTube内の検索結果
- Discover:ユーザーの興味関心に基づいたフィード面
- Gmail:メールの一覧・プロモーションタブ
- マップ:Googleマップ上の配信面
【重要】2026年のディスプレイ広告統合について
2026年5月、GoogleはGoogleディスプレイ広告(GDN)をデマンドジェネレーションキャンペーンへ統合することを発表しました。これは、これまでディスプレイ広告を運用してきた方にとって大きな影響がある変更です。
統合のスケジュール
2026年6月から移行ツールの提供が段階的に始まり、2027年中に完了する予定です。移行ツールを使わなかったキャンペーンも、最終的には自動的に移行されます。統合後は、新規のディスプレイキャンペーンの作成が制限され、新しくキャンペーンを作る場合はデマンドジェネレーション内でのみ作成する形になっていきます。
入札戦略の変更点
統合後のデマンドジェネレーションでは、個別クリック単価・視認範囲のインプレッション入札・コンバージョンに対する支払いといった、従来ディスプレイ広告で使えていた入札方式が非対応になります。目標CPC・クリック数の最大化・目標CPAといった入札戦略への切り替えが必要になるため、非対応の入札戦略で運用していた方は事前に方針を決めておきましょう。
移行時の注意点
移行ツールを使うと、過去42日分のパフォーマンス履歴が引き継がれ、再学習期間が1〜2日程度に短縮されます。移行ツールを使わずに自動移行された場合は、通常の学習期間がかかる可能性があるため、早めに自分で移行しておく方が安全です。また、移行した当日は予算がリセットされる関係で、1日の消化額が最大2倍になることがあるため、配信量が少ない夜間などの時間帯に移行するのがおすすめです。
P-MAXとの違い
P-MAXキャンペーンは、検索・マップ・ショッピングなどGoogleのあらゆるチャネルを横断して、コンバージョンが期待できる顧客を広く探すことに重点を置いています。一方、デマンドジェネレーションは、YouTube・Discover・Gmail・マップ・GDNという影響力の高い配信面でのユーザーのエンゲージメントやアクションの創出に特化しており、オーディエンスシグナルや類似セグメントを使った、より細かいターゲティング管理ができる点が特徴です。「広く探索したい」のか「特定の配信面で狙いを絞って訴求したい」のかで、使い分けの軸が変わります。
デマンドジェネレーションが向いている業種・商材
ビジュアル訴求力の重要なファッション・美容・エンターテインメント(映画・音楽など)、新商品プロモーションを行う小売業などで特に効果を発揮しやすいとされています。検索広告とディスプレイ広告の違いでも触れた通り、検索広告だけでは届きにくい潜在層への認知拡大・比較検討の促進を狙いたい場合に検討する価値があります。
まとめ
デマンドジェネレーションキャンペーンは、YouTube・Discover・Gmail・マップといった高エンゲージメントな配信面にアプローチできるキャンペーンタイプです。2026年のディスプレイ広告統合により、今後はディスプレイ広告の新規作成がデマンドジェネレーション内に一本化されていくため、すでにディスプレイ広告を運用している方は、移行スケジュールと入札戦略の変更点を早めに確認しておくことをおすすめします。
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