AI Max for Search campaignsとは
AI Max for Search campaigns(以下、AI Max)とは、Google広告の検索キャンペーンに適用できる最適化機能です。P-MAXのような新しいキャンペーンタイプではなく、既存の検索キャンペーンにオンにするだけで追加できる「最適化のレイヤー」という位置づけです。P-MAXが検索・ショッピング・ディスプレイなどGoogleの全チャネルを横断して配信するのに対し、AI Maxは検索広告そのものの精度を高めることに特化しています。
AI Maxの3つの主要機能
AI Maxには、次の3つの主要機能があります。
1. 検索語句のマッチング
インテントマッチ(旧 部分一致)と「キーワードレス技術」を活用し、既存のキーワード・広告クリエイティブ・URLから学習することで、設定していたキーワードだけでは拾えなかった、関連性の高い検索語句にも対応できるようにする機能です。マッチタイプの考え方を理解した上でAI Maxを使うと、拡張される検索語句の範囲がイメージしやすくなります。
2. テキストのカスタマイズ
既存の広告文やランディングページのコピーをもとに、生成AIがユーザーの検索意図に合わせた広告文を自動生成する機能です。レスポンシブ検索広告のアセットと組み合わせて使われます。
3. 最終ページURL拡張
ユーザーの検索意図に対して、サイト内でもっとも関連性が高いと判断されたURLへ、AIが自動的にトラフィックを振り分ける機能です。この機能は「テキストのカスタマイズ」を有効にしていないと使用できません。また、最終ページURL拡張によって別のURLが選ばれた場合、広告文にピン留めしていたレスポンシブ検索広告のアセットが使われなくなることがあるため、ピン留めを多用している場合は挙動の変化に注意しましょう。
ブランドコントロール・関心のある地域
AI Maxでは、拡張の範囲を調整するための設定も用意されています。
- ブランドコントロール:キャンペーン・広告グループ単位で、含めたいブランドを指定したり、キャンペーン単位で特定のブランドとの関連付けを除外したりできます
- 関心のある地域:広告グループ単位で、地理的な関心に基づくターゲティングを設定できます
導入効果
Google公式の発表によると、AI Maxを有効化した広告主は、同等のCPA・ROASを維持しながら、平均14%のコンバージョン数またはコンバージョン値の増加が見られるとされています(Google社内データに基づく数値)。あくまで公式が示す目安であり、業種・商材によって実際の効果は変わりますが、検索広告を運用しているなら試す価値のある機能といえます。
P-MAXとの違い
AI MaxとP-MAXは、どちらもAIによる自動化を活用する機能ですが、対象範囲が異なります。AI Maxは検索キャンペーンの精度を高めることに特化しており、既存の検索広告の運用体制を維持したまま導入できます。一方P-MAXは、検索・ディスプレイ・YouTube・Gmailなど複数のチャネルを1つのキャンペーンで横断的に自動配信する仕組みです。検索広告の運用を大きく変えたくない場合はAI Max、複数チャネルを横断してAIにおまかせしたい場合はP-MAX、というように使い分けを検討しましょう。
まとめ
AI Max for Search campaignsは、既存の検索キャンペーンに追加できる最適化機能で、検索語句のマッチング・テキストのカスタマイズ・最終ページURL拡張という3つの機能によって、検索広告の精度向上を支援します。Google公式データでは平均14%のコンバージョン増加が見込めるとされており、除外キーワードの設定と合わせて活用することで、拡張される検索語句の範囲をコントロールしながら導入を検討するとよいでしょう。
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