LINEヤフー広告(Yahoo検索広告)の入札戦略の基本
LINEヤフー広告(検索広告、旧Yahoo検索広告)の入札戦略は、大きく「手動入札」と「自動入札」に分けられます。手動入札はキーワードごとに運用者自身が入札単価を設定・調整する方式で、自動入札はAIが目標に応じて入札単価を自動で調整する方式です。自動入札と手動入札の使い分けの基本的な考え方はGoogle広告と共通していますが、LINEヤフー広告には媒体独自の入札戦略もあるため、それぞれの特徴を押さえておく必要があります。
LINEヤフー広告(Yahoo検索広告)で選べる入札戦略
個別クリック単価(手動入札)
キーワードごとに運用者自身がクリック単価の上限を設定する、唯一の手動入札の選択肢です。AIに任せる前提知識やコンバージョンデータがまだ少ない立ち上げ期や、特定のキーワードだけ入札を細かくコントロールしたい場合に選ばれます。
コンバージョン数の最大化
設定した予算の範囲内で、コンバージョン数が最大になるよう入札価格を自動調整する戦略です。オプションで「目標CPA(顧客獲得単価)」を設定することもでき、目標CPAを維持しながらコンバージョン数を伸ばしたい場合に選択します。コンバージョンの実績データがある程度蓄積されているアカウントで効果を発揮しやすい入札戦略です。
コンバージョン価値の最大化
コンバージョン数そのものよりも、コンバージョンの「価値」(売上金額など)を最大化することを目的にした入札戦略です。商材ごとに単価が大きく異なるECサイトなど、コンバージョン数が同じでも売上への貢献度が違うケースで有効です。ROASを重視する運用に近い考え方の入札戦略と言えます。
クリック数の最大化
指定した1日の予算の範囲内で、クリック数が最大になるよう入札価格を自動調整する戦略です。コンバージョンの実績データがまだ少なく、コンバージョン数の最大化を選ぶには材料が不足している段階や、まずはサイトへの流入数を増やしたい場合に向いています。
ページ最上部掲載
指定した割合で検索結果ページの最上部に広告を表示することを目指す入札戦略です。認知拡大やブランディングを重視し、とにかく目立つ位置への掲載を優先したい場合に向いています。
入札戦略の選び方
入札戦略を選ぶ際は、「過去の実績データがどれだけ蓄積されているか」「予算規模」「今、何を最優先したいか」という3つの観点で考えるのが基本です。コンバージョンデータがまだ少ない立ち上げ期は、個別クリック単価やクリック数の最大化、ページ最上部掲載でまず流入・露出を確保し、コンバージョンデータが十分に蓄積されてきた段階でコンバージョン数の最大化・コンバージョン価値の最大化へ切り替えていく、という段階的な進め方が実務上はやりやすい流れです。
Google広告の自動入札との違い
Google広告にも目標CPA・目標ROASなど類似した自動入札戦略がありますが、LINEヤフー広告はGoogle広告と比べると選べる入札戦略の種類がシンプルです。LINEヤフー広告とGoogle広告の違いでも触れているように、Google広告の方が細かい設定項目を持っている傾向があり、これは入札戦略の選択肢についても同様です。両媒体を併用する場合は、まずは似た目的の入札戦略を選んで並行運用し、媒体ごとの成果を比較しながら配分を調整していくことをおすすめします。
まとめ
LINEヤフー広告(Yahoo検索広告)の入札戦略には、個別クリック単価(手動)と、コンバージョン数の最大化・コンバージョン価値の最大化・クリック数の最大化・ページ最上部掲載(自動)といった種類があり、実績データの量や予算規模、優先したい目的に応じて選ぶことが基本です。コンバージョンデータが少ない立ち上げ期はクリック数の最大化などから始め、データが蓄積されてきたらコンバージョン数・価値の最大化へ切り替えていくと、無理なく成果を伸ばしやすくなります。自社のLINEヤフー広告の入札戦略が適切か確認したい方は、無料の広告アカウント診断もご利用いただけます。

