Microsoft広告のキーワードのマッチタイプ
Microsoft広告とは何かを押さえたら、次は実際にキャンペーンを作る上で欠かせない、キーワードのマッチタイプと入札戦略の基本を確認していきましょう。Microsoft広告のキーワードには、Google広告と同じく「完全一致」「フレーズ一致」「部分一致」の3つのマッチタイプがあります。
- 完全一致:キーワードとまったく同じ語句で検索された場合に一致する、もっとも制限の厳しいマッチタイプ
- フレーズ一致:キーワードと同じ語順のフレーズが検索語句に含まれている場合に一致する
- 部分一致:キーワードに含まれる語句が、順序を問わず検索語句に含まれていれば一致する、もっとも制限の緩いマッチタイプ。類義語や意味的なバリエーションにも一致することがある
一部のブログでは部分一致を「インテントマッチ」と呼ぶ記述も見かけますが、Microsoft広告の公式ドキュメントでは「部分一致(広範一致)」という表記が使われており、Google広告のような呼称変更は確認できませんでした。
マッチタイプの記号での指定方法と優先順位
Microsoft広告では、キーワードを入力する際の記号によってマッチタイプを指定します。
- 完全一致:角括弧で囲む(例:[広告代理店])
- フレーズ一致:ダブルクォーテーションで囲む(例:”広告代理店”)
- 部分一致:記号を付けずにそのまま入力する(例:広告代理店)
同じキーワードで複数のマッチタイプに入札している場合、検索語句との一致度が高い順(完全一致>フレーズ一致>部分一致)で判定され、もっとも制限の厳しいマッチタイプの入札単価が優先的に使われます。Google広告・Yahoo!検索広告のマッチタイプと考え方は共通しているため、他媒体の運用経験があれば理解しやすいはずです。
Microsoft広告の入札戦略の種類
検索キャンペーンで選べる主な入札戦略は次の通りです。
- 手動CPC(ManualCpc):広告グループ・キーワードごとに設定した入札単価がそのまま使われる
- 拡張CPC(EnhancedCpc):設定した入札単価をベースに、コンバージョンにつながる可能性に応じてリアルタイムで自動調整される。検索キャンペーンの既定の入札戦略
- クリック数の最大化(MaxClicks):入札単価を個別に設定せず、予算内でできるだけ多くのクリックを獲得できるよう自動で入札する
- コンバージョン数の最大化(MaxConversions):予算内でできるだけ多くのコンバージョンを獲得できるよう自動で入札する
- 目標コンバージョン単価(TargetCpa):設定した目標コンバージョン単価に近づけるよう自動で入札する
- 目標広告費用対効果(TargetRoas):設定した目標ROASに近づけるよう自動で入札する
Google広告の自動入札を運用したことがあれば、名称は違っても考え方はほぼ同じだと感じるはずです。まずは拡張CPCから始め、コンバージョンデータが十分に蓄積されてから、目標コンバージョン単価や目標広告費用対効果へ移行していくのが現実的な進め方です。
自動入札を使う際の注意点
目標コンバージョン単価・目標広告費用対効果の自動入札戦略を使うには、コンバージョン計測(UETタグとコンバージョン目標)の設定が前提になります。加えて、次の点に注意しましょう。
- コンバージョン数の閾値:目標コンバージョン単価は、過去30日間のコンバージョンが30件に満たない場合、入札単価の最適化が停止します
- 目標広告費用対効果の追加条件:目標広告費用対効果は、コンバージョン数に加えて、過去30日間の収益がゼロでないことも必要です。収益トラッキングが正しく設定されているか確認しましょう
- 定期的に発生する場合は戦略の見直しを:コンバージョン数が閾値を満たせない状態が続く場合は、無理に自動入札を使い続けず、拡張CPCなど別の戦略に切り替えることが推奨されています
これはGoogle広告のスマート自動入札の学習期間とも通じる考え方で、いずれの媒体でも「自動入札には一定量のコンバージョンデータが必要」という原則は共通しています。
まとめ
Microsoft広告のキーワードのマッチタイプは完全一致・フレーズ一致・部分一致の3種類で、記号による指定方法や優先順位の考え方はGoogle広告・Yahoo!検索広告とほぼ共通しています。入札戦略は手動CPCから目標コンバージョン単価・目標広告費用対効果まで幅広く用意されていますが、自動入札戦略を使うにはコンバージョンデータの蓄積(30日間30件以上が目安)が前提になる点に注意しましょう。
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