LINEヤフー広告(検索広告)とは
2026年4月、これまでの「Yahoo!広告」は「LINEヤフー広告」に名称が変わりました。ディスプレイ広告はLINE広告と統合されましたが、検索広告(リスティング広告)部分は管理画面や設定はそのままで、呼び方だけが「Yahoo!広告 検索広告」から「LINEヤフー広告 検索広告」に変わっています。
実務上は今までと同じ感覚で運用できますが、この記事では現在の正式名称である「LINEヤフー広告」を使い、あわせて「旧Yahoo!広告」とも表記します。
Google広告と同じく、ユーザーが検索したキーワードに連動してテキスト広告を表示する仕組みです。マッチタイプ(インテントマッチ・フレーズ一致・完全一致)の考え方も両媒体で共通しています。検索広告とディスプレイ広告の違いについてはこちらの記事もあわせてご覧ください。
GoogleとLINEヤフー広告(検索)の違い
- ユーザー層:LINEヤフー広告は40代以上のユーザー比率が高く、ビジネス層・主婦層にリーチしやすい傾向があります。Google広告は若年層を含む幅広い年齢層にリーチできます。
- デバイス傾向:LINEヤフー広告はPCからのアクセスが比較的多く、自宅など落ち着いた環境での閲覧が想定されます。Google広告はスマートフォンからのアクセスが多く、外出先を含めたあらゆるタイミングで見られています。
- 掲載面:Google広告はGoogle検索結果に加えてYouTube・Gmail・提携サイトに、LINEヤフー広告はYahoo!JAPAN検索結果に加えてYahoo!ニュースや提携サイトに配信されます。
- ターゲティング機能:Google広告は地域を「半径」で指定できたり、世帯の子どもの有無といった設定項目があったりと、LINEヤフー広告よりも設定項目が細かい傾向があります。
- 広告表示オプション:Google広告は12種類、LINEヤフー広告は4種類と、Google広告の方が表示オプションの種類が豊富です。
使い分けのポイント
どちらか一方に絞るのではなく、まずは両方で1ヶ月程度テスト配信し、実際の成果を見ながら予算配分を調整するのが基本的な考え方です。その上で、次のような傾向を踏まえておくと判断しやすくなります。
- ターゲットが40代以上・ビジネス層中心の商材:LINEヤフー広告の比重を高めに
- ターゲットが若年層中心、あるいは年齢層を問わず幅広く獲得したい商材:Google広告を主軸に
- 高単価商材や、すでに蓄積した既存顧客データを活用した配信をしたい場合:Google広告のカスタマーマッチなど、機能面で優位なGoogle広告が有利になりやすい
実際にアパレルECの事例では、Google広告・Yahoo!広告(現LINEヤフー広告)・Meta広告・LINE広告の4媒体を併用し、既存顧客データの活用によってROASを改善しています。媒体を絞り込みすぎず、複数媒体でリーチを確保しながら、成果の良い媒体に予算を寄せていく運用が実務上はうまくいきやすいです。
併用時によくある失敗
複数媒体を運用する際、媒体ごとのCPAやCVRをそのまま横並びで比較して「この媒体は成果が悪い」と判断してしまうケースをよく見かけます。しかし媒体ごとにユーザー層・検索ボリューム・広告の見え方が異なるため、同じ条件で比較できるとは限りません。CPA・CVR・CTRの基本を踏まえた上で、媒体ごとの傾向の違いを理解してから評価することが大切です。
まとめ
LINEヤフー広告(検索広告)とGoogle広告は、ユーザー層・掲載面・機能面でそれぞれ特徴が異なります。どちらか一方に絞り込むより、まずは両方でテスト配信をしながら、自社のターゲット層に合った配分を見つけていくことをおすすめします。
既存顧客データの活用方法はGoogle広告・Meta広告それぞれの記事でも解説しています。ディスプレイ広告面についてはLINEヤフー広告ディスプレイ広告の記事もあわせてご覧ください。4媒体全体の使い分けはWeb広告媒体の選び方まとめで整理しています。自社の媒体構成・予算配分が最適かどうか確認したい方は、無料の広告アカウント診断もご利用いただけます。

